経営のやり方には、競争条件が有利な会社が行う「強者の戦略」と不利な会社が行うべき「弱者の戦略」があり、このやり方は全く正反対となっている。

ノート

それでは「強者」と「弱者」はどのように見分ければいいのか???

一般的に「強者の条件」としては、以下のようなことが挙げられています。

  • 競争の中で1位である
  • 市場占有率が25%以上を確保している
  • 2位との間に10対6以上の差をつけている

まぁ、見る限りかなり難しい条件となっていますが、実はこれ「強者の戦略」においての最低条件なのです。

そんなわけで、この条件を満たしているのは、1000社中たったの5社程度の割合となっていて、ほとんどの会社は「強者の戦略」では成り立つことはありません。

こう考えると「強者の戦略」で戦い抜いてきた大企業の人が、ちょっと勘違いして独立なんてしようものなら、一瞬にして副飛ばされることとなります。

というのも、もともと「強者の戦略」しか知らずに戦ってきたわけですから、いきなり独立し「弱者」側の立場で物事を考えるということなんてできないわけです。

ですので、大きな企業であればあるこそ、自分の勘違いで早まって独立を考えず、まずは冷静に分析することをお薦めします。